プログラミング学習のヒント
現在、のべ3万6千名の方がUdemyでプログラミングを学んでいます。
そこで、スムーズに学習を進めるためのヒントをご紹介していきたいと思います。
まずは慌てないこと
今日は、プログラミングを学ぶに当たり、どこに注力すべきか、という点についてお話したいと思います。
連日受講生から質問や問い合わせがありますが、その多くが
動画レクチャーと表示が一言一句異なると不安になり、パニックしたり疲れ果ててしてしまう
というものです。
現在、私たちが提供しているコースは日々バージョンアップが発生するTensorFlowやPyTorchなどのライブラリを使用しています。こうしたライブラリは毎日のように進化していて、またオープンソースでプログラムを公開し、ユーザーからのフィードバックを元に高速に開発を進めています。そのため、毎日コードが変わる可能性があります。そこで、いちいちパニックする必要はなく、メッセージをよく見て、それがエラーなのか、開発のための注意(ワーニング)なのか、を冷静に判断し、問題があれば事例を調べたり、質問したりして解決していく必要があります。
問題解決の際に有効な手順には以下のような方法があります。
1.エラーメッセージをGoogle検索してみる
エラーメッセージをコピー&ペーストして検索するとメジャーなライブラリであれば、すでにトラブルに遭遇した事例が見つかります。その多くは、
- StackOverFlow
- ライブラリを公開しているリポジトリへのコメント
などです。まずはこれを解読して、どの事象と自分の問題が一緒なのか、ということを確認して、そこに書かれている解決策(エンジニアが回答していることが多い)を試してみましょう。
2.エラーメッセージを解読する
まず、エラーなのか、ワーニング(注意)なのか、を見定めましょう。
そして、スクリーンショットを添えて、Q&Aフォーラムに投稿しましょう。
3.仕組みを理解する
講師と全く同じ操作をトレースすることをゴールにするのではなく、動作の仕組み、
- どのプログラムがどのように呼び出されているのか
- どのような形状のデータを扱っているのか
を確認しましょう。
プログラムについてはPythonの場合は、site-packagesというフォルダ以下にライブラリのソースコードが存在しています。
import from tensorflow
とあれば、tensorflowというフォルダの中にプログラムが存在しています。
データの形状については、Jupyter Notebookなどで
- 変数名を入れてセルを実行する
- len(配列名)でサイズを表示する
などとして、データの形状や長さを確認できます。
それではパニックしないでプログラミング学習を進めていきましょう!